
現在、企画展「引札ワンダーランド」を開催しています。
確かめたのさ 引札ワンダーランド
引札(ひきふだ)とは、江戸時代後期から明治、大正時代にかけて、商店名や商品情報の広告宣伝を目的につくられた広告チラシのことです。
引札には、商売繁盛を願ってエビスやダイコクなど七福神や、縁起の良い富士山や松、鶴などがデザインされているものが多くあります。

大漁船と港の七福神
各商店では、インパクトのあるデザインや遊び心のあるレイアウトによって、人々に強烈な印象を残す引札をつくりました。

ワカエビスとチビダイコクなど
本展では、島根県立古代出雲歴史博物館より25点の引札をお借りして展示しています。
大正ロマンな大森町
大森の町並みには、明治から大正時代にかけて建てられた家がいくつも残っています。
その多くの建物では、さまざまな商いが営まれていました。
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大正時代の大森の町並み
往時の町並みがどのような雰囲気であったかを、同時代の引札を通じて感じてもらい、イメージを膨らませながら散策を楽しんでもらえたら嬉しいです。

お出かけを楽しむ熊谷家の母と娘
企画展「引札ワンダーランド」
会期:2019年8月1日(木)~9月23日(月祝)
会場:石見銀山資料館

全30点の資料によりその魅力を紹介
※アイキャッチ画像は「ダイコクと白ねずみ・二股大根」(島根県立古代出雲歴史博物館)