日文研共同研究会 『世界遺産“石見銀山遺跡とその文化的景観”-歴史文化資源の探求と活用-』を開催します

 

「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、2007年世界遺産に登録されました。

石見銀山は、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山であり、最盛期には世界の銀の約3分の1を産出した日本の銀産出量の大半を占めたとされます。

その中で様々な文化が花開きました。

現在、その全容解明が進められており、その1つの成果が当時の鉱物標本の発見です。

江戸時代に採掘していた銀や銀を含む鉱物の標本が石見銀山資料館で確認され、現在大阪大学総合学術博物館で研究が進んでいます。

江戸時代の幕藩体制下では銀などの鉱石の持ち出しは大変厳しく、採取時期や場所など来歴の分かる標本は本標本の発見以前は皆無でした。

本シンポジウムでは、世界遺産“石見銀山遺跡とその文化的景観”を取り巻く情報や環境を探求する各分野の専門家の講演を軸に、参加者と共に世界遺産活用の未来をも考えていきます。

 

【開催概要】

日時:2022年2月19日(土) 12:30~17:15

主宰:国際日本文化研究センター共同研究会伊藤・磯田班

共催:石見銀山資料館

協力:大阪大学総合学術博物館、東京大学未来ビジョン研究センター、公益財団法人益富地学会館、一般社団法人石見銀山なかむら文庫、株式会社アットゴー、株式会社SPACE、株式会社オルツ

 

【オンライン配信】

一般参加者向けにオンラインライブ配信を行います。

参 加 費:無料

視聴URL:(配信は終了しました)

※ 質問事項等はYouTube配信画面のチャット欄へご記入ください。

 

<第一部> 12:30~ 司会:福本 理恵

主催者挨拶磯田 道史 (国際日本文化研究センター教授)
趣旨説明伊藤 謙 (大阪大学総合学術博物館講師/国際日本文化研究センター客員准教授)
基調講演1「世界遺産・石見銀山15周年を祝して」
近藤 誠一 (近藤文化・外交研究所代表/元文化庁長官)
(休憩)
基調講演2「石見銀山で語る近世の経済社会とマスク」
磯田 道史 (国際日本文化研究センター教授)

(休 憩)

<第二部> 15:00~ コーディネーター:伊藤 謙

講演仲野 義文 (石見銀山資料館 館長/国際日本文化研究センター共同研究員)

石橋 隆 (益富地学会館主任研究員/国際日本文化研究センター共同研究員)

門脇 貴教 (生薬栽培研究家・高麗人参栽培家/国際日本文化研究センター共同研究員)

福本 理恵 (東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員/国際日本文化研究センター共同研究員)

(休憩)
パネルディスカッション登壇者全員
オンライン参加者の質問事項への回答

 

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