あと1時間で元号が平成から令和に変わります。
今回、独断と偏見で平成時代の石見銀山十大ニュースを選んでみたいと思います。
次点:「石見銀山資料館」リニューアルオープン
平成19年3月21日、昭和51年の開館以来となる館内の全面改装工事を経て、石見銀山資料館がリニューアルオープンしました。そして、平成19年7月14日からは、島根県立古代出雲歴史博物館と2会場で「世界遺産登録記念-輝きふたたび石見銀山展」が開催されました。
第10位:「石見銀山遺跡発掘調査委員会」発足
平成8年6月4日、島根県教育委員会と大田市教育委員会で「石見銀山遺跡発掘調査委員会」が発足し、石見銀山遺跡の発掘調査計画や保存整備の方策などについて検討されることになりました。そして、翌年度からは発掘・城跡・科学・石造物・間歩・文献・民俗など、広範におよぶ総合調査が開始されました。
第10位:「石見銀山世界遺産をめざす会」発足
平成13年7月27日、石見銀山資料館が大田市・温泉津町・仁摩町の文化財保護団体に呼びかけ、石見銀山遺跡の世界遺産登録に向けて、民間の立場からその機運を盛り上げ、後押しをすることを目的に、「石見銀山世界遺産をめざす会」が発足しました。
第9位:「石見銀山観光ボランティアガイドの会」発足
平成12年1月18日、それまで個人的な活動であったガイドが組織化され、「石見銀山観光ボランティアガイドの会」が結成されました。その後、ガイド報酬の有償化にともない、平成18年4月に「石見銀山ガイドの会」として新たなスタートを切りました。
第8位:「温泉津重要伝統的建造物群保存地区」選定
平成16年7月6日、国の文化審議会の答申を受けて、温泉津の町並みが港町・温泉町として国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
第7位:「熊谷家住宅」重要文化財指定
平成10年5月1日、国の文化財保護審議会の答申を受けて、大森の町並みにある熊谷家住宅が国の重要文化財に指定されました。その後、大規模な保存修理工事を経て、平成18年4月22日から一般公開が始まりました。
第6位:「石見銀山世界遺産センター」フルオープン
平成20年10月20日、石見銀山遺跡のガイダンス施設、ビジターセンター、埋蔵文化財センターなどの性格を有する石見銀山世界遺産センターがフルオープンしました。
第5位:「龍源寺間歩行き」路線バス廃止
平成20年9月30日、排気ガスや騒音・振動を撒き散らすなどとして、平成12年3月15日から8年半にわたり地元住民と観光客によって利用されていた銀山公園と龍源寺間歩とを結ぶ路線バスが廃止されました。
第4位:「龍源寺間歩」開場
平成元年7月1日、龍源寺間歩が通り抜けのできるように整備されて、一般公開が始まりました。
第3位:「記載延期」勧告
平成19年5月12日、ICOMOS(国際記念物遺跡会議)が世界遺産委員会に対して、「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界遺産としての価値証明が不十分であるとして、「記載延期」の評価報告書を提出しました。
第2位:「世界遺産暫定一覧表」登載
平成12年11月17日、文化財保護審議会の世界遺産条約特別委員会で「石見銀山遺跡」が世界遺産の候補となる「暫定リスト」に登載されることが決定し、5年から10年以内に日本国から推薦することになりました。
第1位:「世界遺産一覧表」記載
平成19年7月2日、ニュージーランドのクライストチャーチで開催された第31回世界遺産委員会で「石見銀山遺跡とその文化的景観」の世界遺産一覧表への「記載」議決が正式に採択され、世界遺産に登録されることが決定しました。
令和時代も石見銀山が輝きますように。